外形的には社長なのに、なぜか社員の立場で仕事をしている方が時々いらっしゃいます。

なぜかとうかがえば、
決算の時に利益が出てれば、ボーナスはらえるでしょ。
従業員じゃないと経費にならないって税理士に言われてたので。。。 利益調整弁のようなものですよ。
確かに昔はそうでした。

でも今は違います。

事前確定届出給与ってご存知でしょうか?

簡単に言えば、決算の利益調整弁に使われないように、
あくまでも事前に

・いつ
・だれに
・いくら

払うかを届け出たものについては、実際にその通り払われた賞与については損金を認めますよって制度です。

届け出は、株主総会から1か月内、遅くとも決算後4か月以内に提出しなければいけません。
注意点は、決められた予定通りに払わなければならない点です。 1円ずれても、その全額が損金にならなくなります。

1円でもだめなのです。予定通りに資金移転しないとだめなのです。

これを理由に、使いづらい制度として税理士から説明を受け、使ってない社長もいます。 その時に払えない可能性もあるし。。
ちがいますよ。

やはり、届け出は出しとかないとダメなんです。
権利すら放棄することになりますから。

届け出はしたものの、その時の状況で全額支払うのが厳しい場合は中途半端にするからダメなのです。
厳しいなら、出さない。0円です。

そうすると損金で落とすもなにもないわけですから、それで終わりです。

別にペナルティがあるわけではありません。
実務的には、役員が“放棄”して、会社が“不支給”を決議して議事録に残しておけばよいだけです。

届け出しておけば、状況が良ければ予定通り支払えばいい。
従業員の決算賞与のようなことが、今は役員でもできることを覚えておいてくださいね。